孤独の洞窟

冴えない人間の終わらない日常

第4回『好きな物は映画です』

どうも、こんにちは、皆様いかかがお過ごしでしょうか?

キルケです。

今回は私の好きな物について語ってゆきたいと思います。

私は映画が好きです、私は映画が大好きです。

映画は私に感動を与えてくれます。私に生きる力を、私に怒りを、
私に恐怖を、私に笑いを届けてくれます。

映画を観るということは他人の人生を疑似的に生きることだと思い
ます。映画を観ることによって、世界が広がり、新しい知識が増え、
新しい物の見方がつきます。

また映画を観ることによって、死、命、戦争、宗教、社会、国家、
生きる意味、愛、友情、人生などを考えるきっかけを得られること
もあります。

映画を観ることによって心は動き、精神の死をまぬがれることができ
ます。

私は長いあいだ、他人を信用できない人生を送ってきました。
今でも父は私の目を見て話を聞いたり、話したりはしてくれませんし
母も真剣な話をしようとするとはぐらかされて話を聞いてはくれません。

悩みを相談できる、友人、知人、上司、部下、恋人などもおらず。
そういう関係を構築する方法も知りません。

そういう人生を送ってきた中で芸術だけは人の心に寄り添うことができる
のではないかと思うときがあります。

自分が元気がない時、落ち込んだ時、憂鬱な時も映画は私の心を少しだけ
満たしてくれるような気がします。

私が一番最初に劇場で観た映画はおそらく1998年公開の『劇場版ポケット
モンスター ミュウツーの逆襲』だと思います。

その証拠に今でも我が家の本棚にボロボロになったパンフレットが残って
いるからです。

そのポケモンの洗礼を受けてから私は『世の中にはこんなにも面白い物が
あるのか』と衝撃を受けました。

テレビアニメ『ポケットモンスター』は子供向けのアニメですが、私が
見た『劇場版ポケットモンスター ミュウツーの逆襲』は少し大人な内容でも
ありました。

すでに視聴した方なら解ると思いますが、この『ミュウツーの逆襲』には
『私たちはなぜ生まれて、何処へゆくのか』といったような小学生向けアニメ
としては難解なテーマが垣間見えます。

この普遍的でもあるテーマに当時全ては理解できなかった私も何かすごい
ものを見たような気がするといった感覚を持ったことは今でも覚えています。

私はその初めての映画体験で完全に映画の魅力にはまってしまい、それからの
映画好き人生を歩んでゆくこととなります、また『劇場版ポケットモンスター
ミュウツーの逆襲』はアニメ映画であり、アニメへの興味もそこで授かること
となりました。

そこから私は生きている人間よりは画面の向こう側の人物たちが心の拠り所と
なる人生を歩んでゆくわけです。